当社グループ会社の神商精密器材(蘇州)有限公司(以下神商精密(蘇州)という)は、有効門幅3.5メートルの門型マシニングセンターを1基増設し増産を開始しました。
1.概要と目的
神商精密(蘇州)は、2010年末に中国江蘇省蘇州市に設立、設立当初はマシニングセンター3基にて稼働していましたが、液晶パネル製造装置向けアルミ加工品の需要拡大に伴い、順次設備増強を実施し生産能力を拡大して参りました。今回8基目となる大型門型マシニングセンターを導入し、主に堅調な液晶・有機EL向け大型のアルミ加工品の取り込み拡大を進めています。設備投資額は約1億円、今回の増強で生産能力も引き上げました。足元、中国の大型加工品の需要は堅調で、新設備は既にフル稼働の状況です。
2.経緯
中国では、国の方針の1つとして フラットパネルディスプレイ(FPD)産業の育成を掲げ、2000年代前半から積極投資を推進してきました。特に大型投資が必要とされるG8(8世代)サイズ以上のパネル工場は、今や中国の生産能力が世界的にも圧倒的なシェアとなっております。中でも最大とされるG10.5~G11サイズの装置向け加工品は、神商精密(蘇州)におきましては16年12月に導入した門幅3.5Mのマシニングセンター1基で対応してきましたが、今回の増強により拡大する大型加工品需要の取り込みを担うことが可能となりました。
3.今後の展望
今後も同様に需要拡大が期待される半導体製造装置分野への投資を視野に入れます。また、FPD製造装置とは異なり、半導体製造装置向け加工品は、中小型設備での加工が中心となるため、今回の増強で大型加工品供給体制を整え、今後は更に安定した市場成長と需要が期待できる半導体製造装置向け素材や加工品の供給体制を拡充していく計画です。
<ご参考>
▪生産能力増強推移(10年設立3基→22年8月8基)
▪新たに増設した門幅3.5Mの門型MC設置工事写真
▪G10以上のサイズの大型加工品に対応した設備
【本件に関するお問合せ先】
神鋼商事株式会社 総務部 広報チーム TEL:03-5579-5201