中国国内の販売権と輸入権を持つ商社として、神鋼商事の持つ5つの事業領域をカバー。神戸製鋼グループの中核商社として蓄積されたノウハウを中国に展開。特に情報機能、流通機能、メンテナンス機能に力点を置いた「機能商社」を目指します。
中国における保税取引と仲介貿易取引の実施に関して、上海神商貿易は大きな機能的役割を担っています。上海神商貿易がある外高橋保税区は自由貿易試験区に指定されており、長年、現地での信頼を勝ち得てきた上海神商貿易は、神鋼商貿(上海)との連携を背景にさらなる成長が期待されています。
母材(神戸製鋼、中国国内ミル、欧米ミル)のスリット、シャーリング加工、特殊加工に加え、充実した検査機能(引張試験可能、検査機での表面品質保証)で安心できる材料をお届けしています。
神商精密器材(蘇州)の工場は多品種少量型。顧客ニーズを最優先に品質設計を行い、付加価値の高い製品を提供しています。アルミ厚板の在庫・切断販売についても事業化し、今後は加工事業だけでなく素材事業にも進出。さらに、生産能力の増強を図っていきます。
揚州の既存組立工場を2021年8月に譲渡を受けて子会社化。クリーンルーム(クラス10,000)内での装置組立をメインに、各種有資格者を中国各地へ派遣するSV事業も拡大中。神商精密器材(蘇州)有限公司との協業により、素材調達から機械加工、装置組立から現地で据付けまでの中国一貫体制を実現しました。
同じ工業団地にある音戸神商精工(南通)有限公司へディファレンシャルギヤ半製品を供給する重要な上工程を担いつつ、同社のオンドグループ(日本、タイ)への輸出においてサプライチェーンの一翼を担う鍛造部品製造メーカーとして堅実かつ強固な地位を築くことを目指しています。
台灣神商では高付加価値商品の取り扱いや、高品質・低価格ベンダーの開拓などに注力しています。台湾神商の強みである高いコミュニケーション能力を活かし、ベンダー各社の連携体制を構築し、高度な技術課題のソリューションに努めています。
韓国神商の特徴は5部門全てを取り扱うビジネスの幅広さ。各部門間のビジネスが絡み合うことで新たなビジネスの発展にも繋がるなど、高いポテンシャルを備えています。また、海外現法間の取引拡大にも注力しています。