当社グループ会社、アルミ圧延材のスリット・シャーリング加工及び販売を行う蘇州神商金属有限公司(以下、蘇州神商という)が、神戸製鋼グループの情報機能分担会社であるコベルコシステム株式会社の支援のもと、生産活動の高度化に向けた工場のDXに取り組んでいます。
先ず、中国における厳格なコロナ対策に伴う予測不能な隔離政策に備え、社内データを物理サーバーから、最新クラウドに移行し、ハンディターミナルを活用した母材受入のリアルタイム登録が可能になりました。情報登録の時間短縮、正確性の向上につながっています。
また、受注情報に基づく生産計画と作業指示が「紙」にて作業現場へ展開されていた従来手法を一新し、一連のワークフローが一元管理され、オンライン上で伝達される「MESシステム」を導入しました。これにより、リアルタイムでの計画進捗状況が把握可能となり、生産データの集計によって、作業効率化が進んでいます。
更に、母材の材料検査成績書もデータ化した上で保存し、各製品ラベルにQRコードとして貼り付けるとともに、出荷と同時に正規版の検査成績書を、Eメールでお客様へ自動配信されるサービスも開始しました。
「紙」による伝達から、データによる送信に移行した事で、お客様における保存書類の削減や、デジタル化に役立っています。
神鋼商事グループは、「中期経営計画 2023」にて掲げておりますDX推進について、その方向性を指し示す「DXビジョン」を策定しております。本取組みだけではなく、今後もDXビジョンに基づいた取組みを積極的に行い、DXビジョンで掲げた「DX人材育成」、「生産性向上/働き方改革」、「お客様視点の提供価値創出」の3つを重点的に推進し、企業価値の向上に努めて参ります。
<ご参考>
DXビジョン策定のお知らせhttps://www.shinsho.co.jp/news/post/?id=428
【本件に関するお問合せ先】
神鋼商事株式会社 総務部 広報チーム TEL:03-5579-5201