当社グループ会社、アルミ圧延材のスリット・シャーリング加工及び販売を行う蘇州神商金属有限公司(以下、蘇州神商という)が、拡大する中国市場のアルミ板加工需要に対応するため、大型レベラーシャーラインの設備導入を決定し、この度量産を開始しました。
中国では、世界で最も自動車の電動化が進んでいますが、航続距離が500㎞を超える高グレード電気自動車には300㎏近い電池が搭載され、車両性能の向上には軽量化が欠かせなくなっています。このため、比重の軽いアルミニウムが鋼板に代わり採用される事例が増えており、アルミ板加工専業である同社に対し各方面より多くの引合が寄せられ、能力増強が課題になっていました。
今回導入するのは、板厚4.5㎜、板幅1850㎜まで加工可能にする大型レベラーシャーラインであり、電気自動車用骨格プレス部品に使用される従来対応できなかったアルミ厚板や広幅材料も、切断加工できるようになります。またこの設備導入による能力増強によって、加工量も年産比で25%増加します。
今後、自動車電動化によるアルミニウムの需要は益々増加するものと想定しており、さらなる成長に向けて、幅広くニーズを取り込んでまいります。
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