神鋼商事 株式会社

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2024年度入社式を実施

2024年04月01日
2024年度入社式を実施

 神鋼商事は本日、大阪本社で2024年度入社式を実施し、新たに20名の新入社員を迎えることができました。
 新入社員はこれからの集合研修でビジネスマナーや業務に関する知識の習得をおこない、それぞれの部署に配属されます。その後は、先輩社員指導のもと半年間のOJTをおこないます。


< 新入社員に向けた社長 森地からのメッセージ >



 おはようございます。新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
本日、当社の新しい仲間として20名の方を迎えることが出来ましたことを大変嬉しく思います。皆さんにはこれから様々な経験を積んで頂くとともに、自ら鍛錬することにより、一人ひとりが神鋼商事の未来を担う、個性豊かなたくましい人材に育って頂く事を期待しています。

 さて、当社は1946年に神戸製鋼のメーカー商社として誕生し、今年で創業78年目を迎える歴史ある会社です。次の節目となる80周年、そしてその先にある「100年企業」を見据えて、更なる成長に向けた歩みを始めています。
 足元の日本経済においては、30年来のデフレ脱却がようやく見えてきたところですが、この変化に伴い、今後はパラダイムシフトが加速していくことになります。この失われた30年で醸成されてきた常識や考え方、というものを、今度は疑ってかかる必要がある、という事です。
 世界情勢もまた大きく変化しています。温暖化への対応、戦乱等の地政学的リスク、働き方改革やダイバーシティ、中国の減速とインドの台頭など、目まぐるしく変化する状況に当社は対応していかねばなりません。

 そのような中、当社では今年度より新たな中期経営計画がスタートしています。積極的に変化を取り入れながら、長期ビジョンである「明日のものづくりを支え社会に貢献する商社」の実現に向けて、具体的には大きく3つの柱を掲げています。

 1つ目は、当社のルーツでもあるKOBELCOグループ各社との連携を深め、ビジネスを拡大していくことです。これまでも、そしてこれからもグループの中核商社として、共に成長していくことを目指します。

 2つ目は、グループの枠に止まらず、当社独自のサプライチェーンを構築することで、収益基盤をより強固にしていくことです。従来のトレードビジネスだけで収益性を高める事は困難である為、積極的な事業投資を通して、収益構造の変革を進めていきます。

 3つ目は、未来への投資です。昨今ではSDGsやESG、脱炭素やカーボンニュートラルといった言葉を皆さんもよく耳にされているかと思います。当社はプライム上場企業ですので、ステークホルダーの期待に応え企業価値を向上させていく為にも、このような課題に積極的にアプローチし、社会的責任を果たしながらも収益力を高められるような、新たな事業を推進していきます。
また当社ではDX改革も推進中であり、業務効率化や、顧客への価値提供を創出する営業DXなどにも取り組んでいるところです。これらの技術に投資をしていきながら、持続的な成長を目指していきます。

 そして、今申し上げた3つの柱を実現していくためには、皆さんの力が必要です。
どの部署においても成長に向けた目標があり、達成すべき課題がありますので、ぜひ皆さんにはそれぞれのフィールドで大いに奮闘頂きたいと思います。神鋼商事の一員として、共に歩み、成長していきましょう。

 本日、私からは次の3つのことを皆さんにお願いしたいと思います。

 まず第一に、当社の企業理念を実践して頂く事です。
「私たちは誠実をモットーに、新しい価値の創造を通じて、豊かな社会づくりとみんなの幸せをめざします」。
当社は、この理念を実現するために存在しています。「誠実さ」とは世界共通の理念であり、生き方そのものです。皆さんには常にこの理念を心に刻んで頂き、ステークホルダーのみならず、法令・社会規範に対しても誠実に対応していくという高いコンプライアンス意識を持って頂きたいと思います。

 次に、「自ら変化を起こしてみよう」という事です。
当社が成長を続けるためには、変化を敏感に察知し、自ら行動に移してくことが必要になります。前例踏襲や現状維持は、後退と同じです。変革・改善の繰り返しこそが当社の未来を創る糧となりますので、ぜひ皆さんには、会社生活のあらゆる事に対して疑問を持ち、「もっと良い方法がないか?自分ならこうしてみたい」といった感性を大切にしながら、自分なりの答えを出して頂きたいと思います。
皆さんの柔軟な思考を受け入れる土壌が当社にはありますので、失敗を恐れる事なく、何事にもチャレンジ精神をもって突き進んでみてください。トップとして私が最大限バックアップしていくことをお約束します。

 そして最後は、「自ら成長して欲しい」という事です。
貴重な人生の時間を会社生活に使うことになりますので、ぜひ自己成長の為に会社を活用して頂きたいと思います。個人の成長は企業の社会的責任でもあります。当社では皆さんの成長を積極的に支援するための制度も充実させていますので、ぜひ「自ら学び、自ら行動する」ことで自己成長を遂げて頂きたいと思います。

 以上、本日の3つのお願いを心に留めて頂きながら、モノづくりに貢献する商社の人間として、一つ一つの仕事の積み重ねが社会貢献に繋がる、という誇りと気概を持って仕事に励んで頂きたいと思います。とは言いながら、皆さんの社会人生活は今日始まったばかりですので、焦りは禁物です。まだまだ先は長いですので、頑張りすぎることなく、マイペースでスタートしてみてください。
当社が創業100年を迎える頃、まさに皆さんが第一線で活躍されている事と思います。神鋼商事の未来を、一緒に作っていきましょう。皆さんには洋々たる未来が必ず待っています。

 それでは結びになりますが、本日の社会人初日の想いをしっかりと胸に刻み、健康と安全に留意しながら、仕事にも人生にも全力でぶつかっていってください。皆さんが一日でも早く会社の雰囲気や社会生活に慣れ、元気で活躍されることを願いつつ、私のお祝いの言葉とさせて頂きます。
有難うございました。

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